ケニー・オメガは最近、『ライブ・オーディオ・レスリング』で様々な話題について語りました。以下はそのハイライトです。
彼の試合での大きなムーブに関して
「残念なことに、最近の選手の多くは、派手なムーブそのものにあまりにも頼っていると思う。今では多くのムーブが、最初に行われたときよりもキレイに見えている。今のシューティングスタープレスは、90年代のものよりはるかにキレイに見えるが、90年代のシューティングスタープレスは、いつもフィニッシュだったため、今よりもっと意味があった」
「私はシューティングスタープレスを使っている選手25人の名前を言えるが、それは何も意味しない。私はそれが今のプロレスの窮状のようなものだと思うよ」
「私たちは日々アスリートとして良くなっているが、それにより運動能力に頼るのはとても簡単なため、知性が無視されている。私はプロレスラーとして私の試合を覚えてもらうよりも、むしろムーブを見たときに感情を呼び起こしてもらいたい」
「私は人々が私の試合を後から振り返り、あのムーブ素晴らしかったとか、かっこよかったから好きだと言ってもらうことを望んでいない。彼らがそれを見たときに思った感情とイメージを鮮明に焼き付けてもらいたい。これは本当に素晴らしいときにしか起こらないものだ」
柴田勝頼選手のキャリアが終わるほどの大ケガについて
「私たちが一般的に行っていることは全てリスクのあることだろう。私が試合のためにリングに入ると、失敗したり、落ちたり、傷ついたりするリスクがある。エプロンにいるときにもリスクがある」
「それをどのようにしてリスクの割合を常に低く抑えるのか。おそらく長い間、柴田はケガをしていたからツアーを苦しんでいたのだろう。あなたが今疲れていて、無数のケガと戦っているときであれば、そのリスクの割合は自然に上がってくる。私は今までにそういうことがなかった」
「おそらく柴田は自分が問題なくできると感じていたんだと思う。ビッグマッチだから自分自身を表現する必要があるからね。それはわかるが、私たちはパフォーマーとして自分の限界を知ることさえできないんだよ」
オカダ・カズチカ選手との再戦と、1月の試合と比べて
「私の試合と同じように、何度も繰り返すものではないね。私はファンに試合をより良くするために、直接比較を強制するのではなく、彼らが自分たちで評価できるように、全く違う2つの物語を与えたいと思う」
「最初の試合が好きかどうかにかかわらず、物語が違って見えて、あなたがそれらを見分けて、私は両者について知ることができるようにしたい」
新日本プロレス以外での将来の目標
「現時点では、私は世界のマーケットで躍進する新日本プロレスの原動力になりたいと思っているから、私は今の自分に100%満足している。しかし私の心がどこにあるのか、どこにいるのが必要なのか、それが意味を成さなくなると、私が感じるままに導かれるかもしれない」
「私は嘘をつくつもりはない。私ができなかったことや、やりたいことがあるんだ。そのようなことの一つはAJスタイルズと大きな大会のメインイベントで試合をしてみたい。私は本当に私がしたいことをやっていきたいと感じている。私はそれがどこになるかはわからないが、心の奥にはそれが常にあるということだ」
(情報:prowrestling.com)