ステファニー・マクマホンは最近、ロンドンの『マルチチャンネルニュース』で様々な話題について語りました。以下はそのハイライトです。
WWEの2016年と2017年の業績に関して、何を推進していますか?
「まず私たちは、非常に長い間持っていた最高のエグゼクティブチームの一つです。WWEが7億2,900万ドルのビジネスに成長したという事実を考えると、いい方向へ動いています」
「収入のほぼ30%は国際事業からのものであり、これは国際的な拡大が進んでいることを意味します。2010年には当社の事業のほぼ30%が、ダイレクトに消費者とつながっていたものが、今日では50%を超えているため、消費者戦略が確実に機能しています」
「そして2010年には事業の6%がデジタル関連であったものが、今日では30%を超えています。したがって私たちの事業自体が、人々に受け入れられています。彼らはコンテンツとエコシステム、もしくはセールスとスポンサーシップのいずれであっても、成長のためのさまざまな戦略に焦点を当てています」
「しかし最終的に大事なのは、私たちのファンあってのことです。私たちのファンは応援してくれます。彼らはブーイングをしたり、チャントをしたり、それが実際のリング内で起こることに影響します。私たちがやっていることの多くは即興です。それがパフォーマンス・アートの側面とも言えます」
「私たちのファンがいなければ、ショーは成り立ちません。それがソーシャルメディアでWWEが非常に強かった理由の一つです。私たちは780万人を超えるソーシャルメディアのフォロワーがいます。つまり私たちとの関わりはリングの外でも続けられるのです」
「ビジネスの観点からは、WWEネットワーク、ソーシャルメディア、ライブイベント、さらには商品販売から得たデータを分析して、コンテンツの方向性に影響を与え、視聴者を魅了します」
WWEが直面する最大の課題は何ですか?
「そうですね、チャンスとチャレンジは同じだと思います。テクノロジーの観点からは、ファンが求めていることは全てファンに提供したいと思っています。テクノロジーがまだそれほど必要でないときに、最大の不満が生じます」
「しかし私たちは絶えずプッシュして、パートナーとの連携を確実に進めるように促しています。また観客の気持ちを満たすことは、実際には私たちにとって最大のチャンスであると同時に、最大のチャレンジでもあります」
プロレスコンテンツ市場が拡大していることを考えれば、他団体との競争について、全て気になっていますか?
「まぁ、“真似することが最も誠実なお世辞になる”という諺もありますが、私はこの時点で他の団体の視聴者のために競争しているとは思いません。何かあれば、ジャンルそのものにもっと関心を寄せているでしょう」
(情報:prowrestling.com)