ヒース・スレーターが、WWEレジェンドたちと対戦してきた経緯について語った。
ビッグ・バン・ベイダーとの即興対戦を皮切りに、ヒース・スレーターはその後数週間にわたり、サイコ・シッド、リキシ、ロード・ウォリアー・アニマルといったレジェンドたちと対戦。そしてRAW 1000で、レジェンドたちの活躍によりリタに敗れるというクライマックスを迎えた。スレイターは、ベイダー戦が実現した経緯をこう振り返った。
「ゴリラかタレント・リレーションズに行ったんだ。リストを見たらヒース対ベイダーと書いてあった。マーク・カラーノの方を見て、『このスウォグルがヒースの格好で俺を殴りに来たのか? 一体何事だ?』って言ったら、『いや、ビッグ・バン・ベイダーだ』って言うんだ。『ビッグ・バン・ベイダーのことか?』って言うと、『ああ、他にビッグ・バン・ベイダーを知ってる?』って返ってきた」とやりとりを明かす。
続けて「彼は、RAW1000に向けて、ビンスが毎週レジェンドを一人ずつ来させたがっていて、それを誰にでも食べさせて勝たせようとしていたんだって説明してくれた。俺は、それが自分のポジションになるべきだって思った。レジェンドを作るか、『おい、お前らここから出ていけ、お前らはここにいらない』って言うような奴になるかだ」とビンスに話すように言われた。
「自分のエージェントが誰なのか調べたら、ロタンダだった。マイクに近づいて『マイク、これについてどう思う?』と尋ねた。カラーノに説明したのと同じことを彼にも説明した。するとマイクは小さなディップカップに唾を吐きかけ、「おい、ビンスに言ってくれ。俺は何も変えられないんだ」と言った。俺はビンスの部屋に行き、ズボンを上げてノックすると、彼は『入って』と言った。俺は部屋に入って事情を説明した。『おい、RAW1000には毎週レジェンドたちが来るんだ。俺が彼らと戦うのを許してくれないか?』と尋ねた」と話した。
続けてスレイターは、自分がレジェンドビルダーとして知られるよう、ビンス・マクマホンに売り込んだ経緯を詳しく説明した。
「(ビンスは)『なぜそんなことをしたいんだ?』と言ったんだ。ランディが伝説キラーだって知ってるだろ? 俺は伝説を作る側になれる。くだらないことを言って、お前はこうだ、ああだ、近寄るなって。奴らがやってきて俺を打ちのめすんだ」とし「彼は僕を見て『そんなことをしたいのか?』という顔をした。俺は『もちろん、やりたいよ!』と答えた。『ああ、じゃあやろう。1分間のプロモーションと試合をやるよ』と彼が言ったのがおかしかった」と明かした。
「おかしかったのは、毎週、誰と組むのか、誰が来るのか、全く分からなかったことだ。だから、そういうことだった。会場に着いたら分かったんだけど、1週間中、他に誰が来るのか気になってたんだ。俺にとっても、観客にとっても驚きだった。でも、それが始まりだった。会場に入って、俺とベイダーを見た。冗談だと思った。でも、冗談じゃなかった。俺は行って、提案したんだ。まるで子どもの頃の夢のようだった。連中をおもちゃみたいに遊んでいたのを覚えてるよ。リングに上がらせてくれたんだ。マジかよ、これがシド・ヴィシャスだ!すごい!」と実現した経緯を答えた。
ヒース・スレーターが、レジェンドに売り込んだことがきっかけで対戦が実現。今後の試合も楽しみだ。