JBL、ビンス・マクマホンがコロナ禍の中でWWEを救ったと語る。

WWE殿堂入りのジョン・ブラッドショー・レイフィールドは最近、コロナパンデミックの混乱期の舞台裏を垣間見せ、特に観客なしでWWEショーを続けるというビンス・マクマホンの物議を醸した決断を強調した。
ポッドキャストで語ったJBLは、マクマホンの選択を擁護しただけでなく、その時代に自身が解説デスクに復帰した経緯についても詳しく語った。

パンデミックは世界を停止させたが、スポーツとエンターテインメント業界も例外ではなかった。ライブイベントはキャンセルされ、不確実性が大きく迫っていた。このような背景の中で、ビンス・マクマホンはWWEの運営を続けるという大胆な、そして当時は大いに批判された決断を下した。

この不確実な時期に、マクマホンはJBLに連絡を取り、観客に馴染みのある声を提供するために復帰を要請した。「コロナの最中に、ビンスから電話があり、『テレビで昔の声が必要だ』と言われました。 「来るの?」「知ってるでしょ」と私が言うと、彼は「オーランドにいる。観客がいない。昔ながらの声、昔ながらの解説、みんなが認めてくれる人が必要だ」と言った。」

マクマホンのビジョンによれば、JBL の解説は、奇妙な新しい世界を進む視聴者に継続性と安心感を与えるはずだった。番組を継続するという決定と、JBL の声のような馴染みのある要素の戦略的な使用が、決定的に重要だった。

JBL は悲惨な状況を次のように振り返った。「空港には誰もいなかった… 全員がファーストクラスの最前列に座っていた。私は『後ろの席に座ろう』と言った。両隣に 15 席くらいあった。当時は、何が起こるか分からなかったからだ。全世界が死ぬのか、自分が感染して死ぬのか分からなかった。」JBL が描写するように、雰囲気は恐怖と不安に満ちていた。

反対が広がっていたにもかかわらず、マクマホンは押し続けた。「会社内のほぼ全員が、ビンスの出馬に反対していたと断言できます。全員が反対でした。マスコミも全員反対でした。すべてにおいて、「これはひどい。よくもこんなことをしたものだ」という感じだった」とJBLは述べた。しかし、マクマホンはもっと大きな視点を持っていた。「彼は『そうしなければ、テレビ契約をすべて失うことになる』と言った。ライブイベントのテレビ契約の価値は飛躍的に高まった」

マクマホンの賭けは、JBLの見方では傑作だった。ライブ観客がいなくても、テレビ契約の条件を満たすことで、WWEは財政的な将来を確保した。「コロナ禍では、世界が終わるかどうかわからなかったため、契約の価値は飛躍的に下がるだろうと誰もが考えていた。誰もがテレビ契約から抜け出したいと思っていた」とJBLは強調した。「しかし、彼がそうしたからこそ、数十億ドルのテレビ契約を獲得できたのだ。彼はそのことで会社を救ったのだ」

JBL は、この困難な時期におけるマクマホンのリーダーシップを高く評価して次のようにまとめています。「彼があれだけのことを成し遂げたことは信じられないほどです。ビンスは生涯を通じて、レスリング界のあらゆるもの、あらゆる人々より常に一歩先を進んできました。」

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