セス・ロリンズ「WWEとUFCは全く別物だ」

現在WWEとUFCは、合併したことでTKOグループ・ホールディングスの傘下となっています。

これまでUFCの選手がWWEに登場したことはあるものの、フルタイムで参加したケースは非常に稀です。

WWE世界ヘビー級王者のセス・ロリンズは『ESPN』のインタビューで、UFCの選手にとってWWEで活躍するためには、過酷なスケジュールはあまりにも負担が大きすぎると語りました。

その例としてロンダ・ラウジーをあげています。

「ロンダのことは大好きだから非難したくはない。彼女は我々の業界や一般的な格闘技業界のために多くのことをやってきたが、ロンダにとっては厳しいことだった。彼女は懸命に努力したが、それは彼女にとって難しいことだったんだ。でもよくわからないけど、もし誰かが自分はできると思うなら、ぜひやって来てチャレンジしてみて欲しい。でも難しいだろうね」

UFCの場合は1年中トレーニングを行っているものの、実際の試合は年に2~3回というのが一般的です。

一方でWWEは毎週のテレビ番組、プレミアムライブイベント、ハウスショーなど年間数10試合~100試合近くをこなしています。

そのためロリンズは肉体への負担は全く別物だと語っています。

「彼らにはスタミナがない。毎週末に試合をするわけじゃないからね。このチャンピオンシップはどこにでも行くんだ。(ミシシッピ州)ビロクシとかね。特に向こうのトップスターは、ある種の要求に応えているし、それは素晴らしい。それが彼らのスタイルだ。おそらく年に1回か2回試合をする。1年に3回も戦うなんてどうかしている。だが我々は年間100試合以上をこなし、全ての町を盛り上げて、トレーニングをし、全てのメディアの取材に対応する。疲れる業界だよ」

ロリンズはもし自身がUFCに行っても上手くいかないとしながらも、一方でUFC選手がWWEに来ても簡単ではないと語りました。

「俺はみんなに声をかけている。気にしていないし、やってみればいい。俺は彼らのようにはできない。俺なら2秒でノックアウトされて絞め落とされるだろうね。おそらくCMパンクよりはマシだろうけど、それでも負ける可能性が高い。だが彼らも我々と同じことはできないんだ。同じ傘下にいても、2つは全く違う世界だよ」

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