コーリー・グレイブスがFCWからNXTへ移った当時を語る

コーリー・グレイブスは、ポッドキャスト『The Kurt Angle Show』にゲスト出演しました。

グレイブスはNXTの前身であるFCWからNXTへ移籍することになった当時について語っています。

「確かにそれはとてもエキサイティングなことだったが、同時にとても不確かなことでもあった。FCWとNXTは基本的に全く異なるシステムであり異なる世界だった。FCWの我々はタンパ島に住むはぐれものみたいな存在で、いつか誰かが大金を手にすることを願っていた。誰も大して稼いでいなかったよ。当時としては標準的な週給500~600ドルだったと思うが、決して快適な生活ではなかったね。週に5日トレーニングをして、週に4~5日は10~30人の前でライブイベントを行う。そこに着いてから、当時インディ時代から知っていたセス・ロリンズと会話したのを覚えているよ。給与明細にはWWEって書いてあるけど、全然WWEって感じがしないなとね。私はWWEを見て育って、イギリスでは数週間ごとに3,000~4,000人の観客の前で試合をしているのに、私たちのテレビ収録では26人だった。決して華やかではなかったよ」

「NXTへの移籍の目的は、システム全体を見直すことだったと思う。トリプルHの仕事は育成で、彼は私たちに成功するための世界最高のツールを与えたかったんだ。残留組もいた。当然ダスティ・ローデスがいた。FCWのコーチと同じ顔ぶれがまだたくさんいたよ。だから安心感があったね。私たちの多くは、パフォーマンス・センターという施設に圧倒されたよ。初めて足を踏み入れたとき、そこにはキッチンがあったんだ。FCWでは電子レンジしかなくて、8人くらいが半円形に並んで食べ物を温めるのを待っていたからね。その後タレントが入ってきて、インディから多くの仲間が入ってくるようになった。FCWではインディと呼ばれる選手はほんの一握りだったが、多くのアウトサイダーがいたよ。それからNXTが始まって、ここにいるべきだと思う人たちはみんなチャンスをもらえるようになったんだ。全員が定着するわけじゃないけど、見慣れた顔ぶれやこの仕事を望んでいて気にかけている選手たちを見るのは本当に最高だったね」

関連記事

TOP