5月29日のRAWでは、リコシェがザ・ミズに勝利して、マネー・イン・ザ・バンクのラダーマッチへの出場権を獲得しました。
リコシェは『My Love Letter to Wrestling』に出演し、WWEで大きなストーリーを手にするために、アイデアを売り込んでいるかと聞かれ、次のように語りました。
「みんな常にアイデアを持っていて、毎日アイデアを売り込んでいる。俺もそうしているよ。トリップス(トリプルH)であろうと、ライターであろうと、誰であろうと、良いアイデアがあればいつでもそれを売り込んでいるよ。でもたくさんのスーパースターがいて気にかけなければいけないことは理解している。トリクルダウンのようなシステムもある。タイトルを手にしたのは誰なのか?タイトルの次はどんなストーリーなのか?その辺の事情やビジネス的な側面も理解しているよ。リコシェの場合は、他の人とはちょっと違っていて、与えられたチャンスを常に最大限に生かす必要があるんだ。それが生き残るための基本的な方法だよ。特にこのプロレスの世界では、与えられたチャンスを逃すことなく、それを最大限に生かし、それを誰かが見ていてさらにレベルを上げ、そのチャンスを最大限に生かし、さらに上の誰かがそれを見ていて、それがずっと続いていくんだ。それが基本的な仕組みであり、俺もそれを理解しているよ」
「リコシェの場合は出てくるたびにリセットされる感じだね。先週、彼が5分で負けたとしても、みんなはあまり覚えていない。というのも彼が出てくると、みんなは何かカッコいいものを見れると思ってしまうからだ。それはリコシェにとって良いことでもあり、悪いことでもある。セス(ロリンズ)、AJ(スタイルズ)、コーディ(ローデス)のように、試合に負けたら翌週のRAWで何が起こったのか、なぜ負けたのか、これから何が起こるのか、どう変えていくのかを話す機会がないからだ。リコシェにはそれがなく、また別の試合をしなければならない。勝とうが負けようが、また出てきて試合をするんだ。もちろん我々はみんなロックとオースチン、シナとCMパンクみたいなストーリーを望んでいる。一番大切なのは、大事なときに提供することだ。そうすればいざマイクを渡されたとき、『俺はお前の好きなレスラーより優れている。申し訳ない』とみんなに伝えることができるんだ」