ジョン・シナが自分とローマン・レインズとの違いを語る

ジョン・シナは『Busted Open Radio』のインタビューに応じました。

以前はWWEのトップ選手として活躍していたシナですが、最近では俳優業が忙しく、レッスルマニアを含めて年間数試合の出場に留まっています。

シナは他の選手にバトンを渡すことについて語りました。

「バトンは誰にも渡さないよ。ただエネルギーがあれば、誰でもそれを手に入れられると思うんだ。何年か前にローマン(レインズ)にバトンタッチしたと言われていたが、彼は間違いなくこの組織の顔だ。私の中で彼は史上最高の人物だよ。私はできることをやろうと思ってやってみたが、それは奇跡ではなかった。彼は自分の思い通りに手に入れたんだ。私はこのビジネスに情熱を持っている人たちを見るのが好きだ。なぜならそのこと自体が素晴らしいからだ。外で他の機会を得てもいい。それがやったことの証だが、私は今でも毎日そこにいたいと思っているよ。もう体がもたないし、ファンに悪いものを提供したくはない。これも当時のベテランの人たちから学んだことで、エディ(ゲレロ)のような人たちは非常に大きなリスクを背負い、ファンに悪いものを提供するつもりはないと言っていた。自分がどう思うと関係ないし、自分の肉体がどうあろうと関係ない。精神的に悩みを抱えていようが関係ない。出番があれば良いお金を払ってもらっているんだから、そこに行って自分の持てる力をすべて出し切るつもりだよ」

またスター選手を生み出しことについて、シナは自身とローマン・レインズとの違いについて語っています。

「ローマンのやり方が好きだね。彼は自分で個性を作り上げることをやってのけた。先陣を切るとはどういうことかを再定義することで、それを実現したんだ。彼は唯一無二のように振る舞うことで、8人ほどを巻き込んだ。彼はブラッドライン全体で乗り越えることを可能にした。だから私の場合、その会話の中に入れても一緒に仕事をしている間はその人を助けることしかできない。私がやっていた頃の評判は、本当に全身全霊を投じるからタレントが埋もれるというものだった。私はオースティン・セオリーと10時間くらい一緒にいた。1日も無駄にすることなく、1日を費やして我々のストーリーはどうなるんだろうというような話をした。誰に対してもそうするつもりだし、それを実践している。でも一緒になった後、そのエネルギーを奪って行かなかったから、次の人にそのチャンスを与えたんだ。では次は誰だろうか?それはAJ(スタイルズ)だったし、今はケビン・オーエンズだ。『ケビン、こっちでいろいろと話をしよう。そしてクレイジーなことを試して何が上手くいくか確かめながらベストを尽くすんだ』ケビンも終わったし、サミでも全然問題ないよ」

「ローマンがやっていることは、彼のエネルギーと一緒にいるだけで多くの人が集まってくることだ。それは私に絶対できないことなんだ。私と一緒にいる時はチャンスがあるけど、同じように見てもらえないことが多く、観客の認識は『なんてこった、アイツを葬ったんだ』となる。勝ち負けは関係ない。私は5年間、試合に勝ったことがない。そんなことはどうでもいいんだ。ローマンは他のタレントを作るほどエネルギーを分散させることに長けている。そこがリック(フレアー)との違いだよ。リックは常に中心的存在だった。ローマンはいない日もあるけれど、それでもその存在感はとても大きなものだ。それは今までになかったことだと思う。こんなの見たことがないよ」

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