レッスルマニア39初日のメインイベントでは、サミ・ゼイン&ケビン・オーエンズがウーソズに勝利してタッグタイトルを獲得しました。
ローマン・レインズを加えたブラッドラインとサミ・ゼインのストーリーラインは、長い時間をかけて築き上げられていき、レッスルマニア39はその集大成として行われました。
レッスルマニア39終了後の記者会見でゼインは、今回のストーリーについて次のように語りました。
「殿堂入りしている人や何度も世界チャンピオンになっている史上最高の選手たちがこれほど深く長い時間をかけて、特にパフォーマンスの面でもこれほど多くの才能ある人たちがいて、このようなストーリーを伝えることができたのは初めてだと思う。その一員として参加できたことは本当に幸運だったと思っているよ。今回はその集大成という感じだが、WWEでは長い時間軸があるから、たとえ素敵なリボンをかけたつもりでも、いつでもそれを解いて思い起こすことができる。それがこのストーリーの魅力だ。だから他の人たちだったら、上手くいかなかったことがたくさんある。ウーソズとローマンでなければならなかったのは、それが本当に生涯にわたる関係だからだ。ケビンでなければならなかったのは、それが20年にわたる本当の友情があるからだ。そのようなリアリティがなければ、このストーリーは成立しないんだ」
「この1年によるストーリーに誇りを感じていることの一つは、クラシカルなプロレスのストーリーを超越したものであるということだ。というのもこれからのストーリーが、実現できないまでも、少なくとも目指すべき姿を垣間見ることができるのではないかと思うからだ。テレビでも2000年代のHBOなどのテレビ黄金期を経て、より複雑で厚みのあるキャラクターに進化していった。この物語をやるということは、あえて例えるなら『ザ・ソプラノズ』に近いものがある。WWEにとっての『ザ・ソプラノズ』だ。あえて比較するとすればね」