アンダーテイカーがレッスルマニア連勝記録について語る

元WWEスーパースターのアンダーテイカーは『BT Sport』のインタビューに答えました。

2014年に開催されたレッスルマニア30では、アンダーテイカーがブロック・レスナーに敗れて、それまで続けていたレッスルマニアの連勝記録21が途絶えることになりました。

アンダーテイカーはレッスルマニアの連勝記録について次のように語りました。

「レッスルマニアまでに何が起こるか大体わかっていたが、連勝記録を破りたいと思った人は何人かいたようだ。ウラジミール・コズロフもその一人だった。初めの頃に、エッジにその役割を担わせようとしていたが、彼は断ったんだと思う。できないと言っていたからね。それくらい彼は連勝記録がビジネスにとって持つ意味を尊重していた。当時は知らなかったけどね。その後何年も経ってからそのことを知ったんだ。それが彼の人間性をよく表しているね」

アンダーテイカーは、レスナーが連勝を終わらせることを断るべきだったと思うかと尋ねられました。

「難しいね。ブロックには(連勝を終わらせることは)必要なかったと思う。ブロックは大きな魅力があり、スター選手だ。もはやそれが彼を引き上げることにはつながらないと思うね。もしブロックがまだやっていなかったら、ローマンにとって素晴らしいことになっていたと思うんだ。ローマンにとって大きな意味を持つことになっただろう。ブロックにとっても、ローマンや他の誰かと同じ意味を持っていたかはわからないが、ブロックはすでに完成されていたんだからね。ブロックはすでにUFCに出場していた。彼はすでに大きな功績を残していたんだ。他の誰かの方が役に立つことができたと思う」

「当日午後にドレッシングルームに座っていたら彼がやって来て、それが何のかわかったよ。彼はフィニッシュを変えたんだ。彼には俺が思っていることを伝えたよ。仕事をしたくないという理由でノーと言ったんではなかった。ブロックがやる必要性がないという理由のノーだったんだ。ビンスの反論は、ブロックでなければ誰がお前を倒すんだってことだった。ビンスはやる気を起こさせるのが上手い。俺は長い目で見たときのことをポイントとして挙げた。するとビンスはこの先誰がその役をやるんだ?って感じだったね。そのとき俺は年単位だった。いつ引き金を引いてもういいやとなるか分からないから、それを確認したかったんだと思う。彼はあのキャラクターが完璧な成績でハッピーエンドで終わっていくなんて、思い描いてなかっただろう。いつ終止符を打つかはわからないが、どうせやるなら誰かのためにやりたいし、さっきも言ったようにその人のキャリアに大きな影響を与えるようなことがしたい。自分勝手な話で無敗で終われたら最高だったんだが、この業界はそういうわけにはいかない。長年にわたり多くの人たちが俺のキャラクターの神秘性を高めてくれたんだから、それに報いるのは当然であり、正しいことだ。ビジネスそのものは、1人のキャラクターよりも大きなものだ。ブロックはそれにふさわしい存在だった。あのとき彼は大きな注目を集めていたが、当時のローマンと同じくらい彼を引き上げることができていたかといえばそうは思わないね」

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