ポール・ヘイマンはポッドキャスト『SI Media』に出演しました。
ヘイマンは現在ローマン・レインズやブラッドラインと一緒にストーリーを展開しています。
ヘイマンはブラッドラインのストーリーが上手くいっていることに驚いているかと聞かれ、次のように語りました。
「いや、驚いていないよ。その理由は、ローマン・レインズというパフォーマーを信じているからだ。ローマン・レインズと私は数年前から一緒に仕事をしようと話していたのだが、そのタイミングが合わなかったんだ。ブロック・レスナーといつも離れず一緒だったし、当然のことながら我々はお互いを高め続け、当時はお互いに必要としていたからね。ローマン・レインズは自分の道を見つけ、観客に自分のストーリーを語っていた。というのもトライバル・チーフとして今の地位を築くには、全ての嵐を乗り越え、全ての戦いを経験し、ビッグドッグの頃より熟練した人物になる必要だったからだ」
「そしてその時期がやってきたがCOVIDの真っ只中だった。そしてバーチャル観客が登場し、誰もがそれを制約として見ていた。WWEや業界全体のNo.1のスーパースターになるだけでなく、テレビで最も魅力的なキャラクターそのものになるにはどうしたらいいか、ローマン・レインズと初めて話したとき、彼が最初に言ったのは、今までとは違うことをするチャンスがあるという言葉だった。その瞬間我々は成功を確信したよ。なぜならアリーナに観客がいないということに目を向けていなかったからだ。実際にリングの上にカメラを置くことができると考えていた。小声で話しても、カメラのマイクが拾ってくれる。常にマイクに向かって話さなくても、メッセージを伝えることができたんだ。アリーナやスタジアムに数万人の観客が集まれば、輝かしいチャンスが与えられる一方で、誰もいないときは近さが重要だ。そしてカメラの位置は顔のすぐそばで、ショーの最後の1秒にカメラに向かって『俺に注目してくれ』と小声で言ってもみんなに聞こえるんだ」
「だから長い答えになったが、驚いていないよ。なぜならローマン・レインズと私が一緒に仕事をする機会を得たときから、プロレス、スポーツエンターテインメント、WWEはもちろんのこと、テレビ自体で最も説得力って心を奪われるような魅力的なキャラクターを示すことが全ての目的だったからね」