スキャンダルによって昨年WWEを引退したビンス・マクマホンですが、復帰と売却を画策しているようです。
『The Wall Street Journal』によると、WWEの主要株主であるマクマホンは会社の売却を追求する前に復帰を画策し、それを強行するために株主としての権力を利用していると伝えています。
WWEのB株の所有を通じて過半数の議決権を持つマクマホンは、自身と2人の元共同社長であるミシェル・ウィルソンとジョージ・バリオスを取締役に選出することを会社に伝えたということです。
マクマホンは先月にWWEの取締役会に対して、40年間経営してきた会社に復帰して戦略的見直しプロセスの先頭に立ちたいという意志を示したとしています。
さらにWWEは主要番組であるRAW、Smack Downの放映権が2024年に終了するため、その交渉に参加したいと考えているようです。
取締役会はマクマホンに対して、「検討プロセスを開始する用意があり、それについて彼と協力することを歓迎する」と回答したようですが、マクマホンの復帰は株主にとって最善の利益とはならないことで全会一致で合意したということです。
マクマホンが引退したことで大きく変わりつつあるWWEですが、マクマホンが復帰して最終的に売却されることになるのか今後の動向は注目を集めることになりそうです。