スキャンダルによってWWEの会長兼CEOを辞任し、引退したことでWWEを去ったビンス・マクマホンに新たな疑惑が報じられています。
『The Wall Street Journal』によると、WWEの取締役会が記録されていない1,960万ドルの経費の中でドナルド・J・トランプ財団に2007年、2009年の2回献金があったことを明らかにしたと報じています。
その金額は合計して500万ドルになるということです。
ドナルド・トランプは過去にWWEに出演しており、最も有名なのはレッスルマニア23でマクマホンが髪を剃られることになりました。
WWE側の弁護士が『The Wall Street Journal』に対し、マクマホンは主要株主であり、その支払いは会社の経費になるため、トランプへの支払いは事業費として計上されるべきであったとしています。
トランプがWWEに出演した2007年にトランプ個人と出演料100万ドルを支払うことで合意して実際に契約を締結したものの、それと同時にマクマホン夫妻はトランプ財団に400万ドルの個人献金を行ったとしています。
さらにトランプは2009年のRawの出演料として10万ドルを受け取り、リンダ・マクマホンがトランプの財団に100万ドルの献金を行ったということです。
トランプとマクマホン家はWWE出演後も関係が継続しており、リンダ・マクマホンは2017年から2019年までトランプ政権下で中小企業庁長官を務めていました。
なおドナルド・J・トランプ財団はすでに解散しているため現在は存在していません。