トリプルHは先週、選手として引退することを発表しました。
しかしそれはWWEから離れるものではなく、今後もオフィスで人材育成などに力を注いでいくことになるようです。
トリプルHは『ESPN』のインタビューで今後について語っています。
「足をアクセルから離すことはない。ある意味では少し身を引いた方がいいのかもしれないけどね。まだ回復途中で耐久力も以前とはちょっと違うけど、今私は戻ってきた。事務所にいるよ。将来の人材確保と育成に全力を注いでいるんだ。パフォーマンス・センターの建設であったり、最近2回目のNCAAチャンピオンになったゲーブル・スティーブンソンのような、男女問わず次の若いスターを見つけることだったり、そのことに専念する」
「オリンピックの金メダリストだろう?彼の次のステップはWWEや我々と歩むことになる。そういった選手を見つけることだ。将来のスターを創ることが私にとっての最大の関心事であり、我々はそこから前進していくことになる。WWEが何世代にもわたって成功するようにすることだよ」
トリプルHはまたWWEが将来のために求めている選手について語っています。
「人生よりも大きなものこそ、我々が求めているものだろう?普段目に見える人を探すことはしない。人々は隣の人を見るためにお金を払う人なんていないだろう。隣の家に住んでいるのだから、お金を払わなくても窓の外を見るだけでいいんだ。彼らは存在することが信じられないような、人生よりも大きな人を見たがっている。今日周りを見渡すと、すでにそのような光景が見られるね」
「10年後に振り返ったとき、ローマン・レインズは超越した人物の一人になっていると思う。ベッキー・リンチやシャーロット・フレアーも同様だ。ロンダ・ラウジーやブロック・レスナーもそうだ。ブロック・レスナーがより有名になったのは、WWE出身だから?UFCに行ったから?それとも今の状況がそうさせた?」
「それには多くの側面がある。ジョン・シナが登場したとき、みんなは彼が良い選手だけど超越的な人物にはなれないだろうと思っていたのが面白いね。だが今彼はピースメイカー(シナが演じるテレビドラマのキャラクター)になり、彼が行っている全てのことが超越的なものになっている。ザ・ロックはハリウッドで最大の興行収入を誇るスターだ」
「そういうことは全て時間の経過とともに起こることだ。今その場にいる人たちがね。我々がやっていることの面白いところは、この人が世界で一番大きな存在になるだろうと計画しても、その人ではないことがあるんだ。あなたたちが見ていないこっちの人が、言い出したら聞かない性格で世界に火をつけることになる。ベッキー・リンチがその良い例だ。彼女はここで一番の存在になると言って、誰がどう思おうとそれを実行した。そして彼女は成功したんだよ」