ジョン・シナは『Rich Eisen Show』に出演し、最近WWEが行っている選手のリリースについて言及しました。
シナはWWEが何年も人員削減を行わず多くの選手を雇ったことが今回のリリースにつながったとの見解を示しています。
「そこにはたくさんの問題がある。私がWWEで活動を始めたとき、WWEはちょうどWCWやECWを吸収したときだった。ロスターが豊富だったといえば聞こえはいいだろう。当時は年に2回リリースがあったんだ。それは選手を育成することに対して賭けであり、選手が自分の名前を売るための賭けでもあった。なぜなら我々はリリースされることを知っていたからだ。1年のうちレッスルマニアが終わった直後とホリデーシーズンの前後に解雇があることはわかっていた。いつもそうだったね。そして私、ブロック、ランディ、デイブの新しいスタイルであるルースレスアグレッションエラに自分たちを再定義し始めた頃、ちょうどそれが止まったようだったよ」
「それらの人たちがその後10年以上のプログラムを育ててリーチを広げ、より多くの番組を持つようになった。選手も増え始めた。その多くはWWEの採用戦略だと思うが、もう一度言うけど私はWWEを代表して考えているわけではない。別の視点から提起しているに過ぎない。少し守りに入った採用が多かったかもしれないね。なぜなら当時も今もスポーツエンターテインメントの巨大なブームがあるからだ。人々はこのコンテンツに魅力を感じ、関心を寄せている。WWE以外で名を成す人たちが出てきて、もはや一本調子ではなくなったね。だからスポーツエンターテインメントを愛する情熱的な人たちが集まっているから、WWE以外の場所でも名前が知られるんだと思う。WWEはそのような世界でも通用すると思えばその人にチャンスを与えようとするものだ。彼らは新しい人材を採用し続けることにとても頑なだよ」
「私自身はWWEに入ったばかりの頃から誰であっても明日で終わるかもしれないという考えを常に持っていた。だってスティーブ・オースチンを解雇できるんだから、彼の実力に私がかなうわけがない。つまり彼らは私を解雇できるということだ。でもそれが私の育った文化だ。年2回解雇される文化に育てられ、いつも行われていたんだ。WWEは長い間誰もリリースしない時期があったが、今はまたそのリズムに戻りつつあるような気がする。そのことをよく知らない人にとっては突然の変化だろうね。そしてその悲しい知らせを受けなければならない全ての人たちに心から同情するよ。辛いことだからね」