WWEは2019年にFOXと契約を締結して以降、Smack Downの放送局として重要なパートナーの一つとなっています。
ところが『Fightful』によると、WWEとFOXの関係は7月に少しぎくしゃくしていたと伝えています。
FOXは契約した当初に期待していた視聴者数と比べて、現在は低迷しているためにWWEに失望していたようです。
FOXは初回Smack Downでザ・ロックが登場したこともあって390万人の視聴者数に達したものの、最近では200万人前後に推移しています。
そしてFOXがもう一つ不満に思っているのが、Smack Downの放送内に他のサービスの宣伝に使われていることだということです。
現在アメリカではRAWとNXTがNBCユニバーサル傘下のUSAネットワークで放送されていますが、動画サービスのPeacockがWWEネットワークと独占契約を締結しました。
それによってペイパービュー大会を視聴できるWWEネットワークはPeacockと契約しなければ視聴することができなくなっています。
それもあってWWEはPeacockをSmack Downでも宣伝していますが、FOXは独自にDOX Nationといったストリーミングサービスを展開していることから不満に思っているということです。
しかし一方でWWEとFOXはここ数ヵ月で何度か重役同士の会議を行っており、サマースラム前夜にはFOX SportsのCEOとビンス・マクマホン、ニック・カーンがディナーをともにしており、WWE側から実りの多い会談になったとの話があったようです。
WWEとFOX、NBCユニバーサルとそれぞれ契約を結んでいることから、両社のバランスを取りながら今後も進めていく必要がありそうです。