WWE社長であるニック・カーンは『BT Sports』のインタビューに登場しました。
このインタビューでカーンはRAWとSmack Downのどちらが良い番組だと思うかと聞かれ、次のように語っています。
「今はどちらの番組も素晴らしいと思っている。ローマンがモンスターヒールとして成長したことは番組にとって驚くべきことだ。同時にRAWで起こっていることは、みんなが成長著しいと考えていた多くの選手が今では活躍していると思っている。だから私にとってはどちらの番組も同じように素晴らしいと感じているよ」
RAWは現在毎週3時間放送されていますが2時間にすることにメリットがあるかと聞かれ、カーンは4時間にした方が良いとしながらも、制作の観点から今のままで続けていくつもりだと語っています。
「私の考えではRAWは4時間にした方が有益であり、より多くのお金を稼げると思う。Smack Downなら8時間だ。だが我々のクリエイティブスタッフは、素晴らしい人たちであっても週単位で作りだせる良いコンテンツは限られていることを理解している。だから(RAWは)3時間と(Smack Downは)2時間のシステムのままでいいと思っているよ」
ペイパービューはいつも日曜日に開催されるものの、今年のサマースラムは土曜日に行われました。
カーンはWWEが土曜日にさらにイベントを行うことを検討しているかと聞かれ、常にカレンダーを見ながら他のスポーツイベントとバッティングしない日を探していると語っています。
「我々はカレンダーの中でスポーツイベントが行われていない日を探しているんだ。その例を挙げてみる。例えば今年の大晦日は金曜日だ。(2022年元日にPPVが行われる)アトランタではお正月に30万~40万人の人たちが向かうと予想されている。ちなみに大学フットボールのプレーオフ2試合も12月31日の金曜日に行われる。私の考えでは、アトランタに行く人たちは新年の長い夜を過ごした後、土曜日の朝に目を覚まして家に帰ろうとはならないと思うんだ。土曜日の夜に何かしたいと思っているはずだ」
「かつて大学フットボールの大きな試合は全て元日に行われていた時代もあった。それが変わったんだ。ご存知の通り、全てが元日に行われるわけではない。土曜日の夜にはローズボウルが開催されるが、大学フットボールの2試合はこの中に含まれていない。そのため私たちはこの日を開催できる日だと見なしたんだ。アトランタのスタッフやステート・ファーム・アリーナのパートナーたちは、このイベントをとても楽しみにしている。我々もワクワクしているよ。だからどうすれば上手くいくのか、常にカレンダーを見ながら検討しているんだ」