WWEのチーフ・ブランド・オフィサーであるステファニー・マクマホンは『Variety』のインタビューに登場しました。
WWEは7月16日からライブショーを再開する予定となっていますが、マクマホンは観客の前に戻って来ることを楽しみにしているのは選手だけではないと語っています。
「再結集して自分たちの居場所であるホームに戻って来ることを待ちきれないとファンであれ、スーパースターであれ、スタッフであれ、パートナーであれWWEユニバースに関わる全ての人を代表して言えると思います。放送を止めずにコンテンツの制作を続けていて、この期間に70回以上のライブショーを行い、サンダードームを通じて100万人以上のバーチャル観客を動員していましたが、実際に会場に足を運ぶ観客がいないのは非常に大きな要素がかけてしまっていました」
パンデミックによって無観客での開催が続いていたものの、その間に新しいテクノロジーの導入に取り組んだと語っています。
「サンダードームでは様々な種類のテクノロジーを試すことができました。そして我々のパートナーや自宅で観戦しているファンのために期待以上のものをお届けする必要がありました。しかし今ではそれら全ての学びを、ファンとのライブイベント体験に活かすことができるようになりました。そのため制作やストーリー上の観点からも違った感じ方をするでしょうね」
マクマホンは、WWEのショーではセットのデザインが新しくなることを明らかにしました。さらにARやアニメーション・グラフィックの使用が増えることも言及しています。
「選手が実力を発揮するための新たなセットデザインや演出、異なるロケーション、アリーナのセットアップなどを行う予定です。これまでにない方法でAR(拡張現実)を活用することも考えています。サンダードームでも実験しましたが、これからは選手の入場にも活用していきたいと思っています。またアニメーションのようなグラフィックも登場する予定です。とてもエキサイティングで、これまでとは全く違うものになるでしょうね」