週末に行われたNXTテイクオーバーでは、柴雷イオがメルセデス・マルティネス、トニー・ストームを相手にNXT女子タイトルの防衛に成功しました。
しかしタイトル戦ながら他の試合よりも時間が短く、約12分ほどで決着しています。
ショーの後に行われたメディアコールでトリプルHは、当初の予定よりもこの試合が早く終わったことを明らかにしています。
「まず最初に3人とも素晴らしいパフォーマンスだった。時間に関しては、それ以上に多くの時間を割くことができた。正確には覚えていないが、最初から最後までで確か12~13分くらいだったと思うが、彼女たちがそのように望んだんだろう。その試合には20分が割り当てられていたと思う。彼女たちの計画通りにはいかなかったと思うが、必ずしもミスをしたというわけではない。テーブルが壊れたり、手に負えないことが起きて違う方向に行ってしまったりね。おかしなことに人は時に、なぜ20分やらなかったのかということに捉われてしまうんだ。みんなを満足させることはできないよ」
また試合中予想外のことが起こっても、それに対処する力を3人とも持っていたとトリプルHは語っています。
「3人ともプロで動揺していなかったね。不思議なことに予想していなかったことは起こるものだ。それに柔軟に対応しなければならない。彼女たちは気にならないように対処したし、素晴らしい試合をしたと思ったよ。何をするにしても計画通りにはいかないものだ。非常にラッキーな場合を除いてね。私にとって最高のパフォーマーとは、常に即興的にできてその瞬間ベストを尽くせる選手のことだ。最初から最後まで計画通りにやろうとして、もし何かが起こったとしても、ある人にとっては対処するのが難しいものだが、彼女たちは見事に対処した。それには脱帽だよ」
またトリプルHは3人とも素晴らしかったとしながらも、特にタイトルを防衛した柴雷イオを絶賛しています。
「3人とも素晴らしい試合をしたと思ったが、柴雷イオは別のレベルにいるね。彼女のパフォーマンスは非常に多才で、それはリングの中だけではない。あるときには笑顔の無邪気な少女だし、ある時には凶暴なヤバい存在になり、またあるときには天空の逸女になる。彼女の全てを見たと思ったら、いつもまた新しいものが出てくるんだ。彼女は本当に何でもできるし多才だね。彼女の良さは言葉では言い表せないよ」