WWEチャンピオンのドリュー・マッキンタイアは、スティーブ・オースチンの『Skull Sessions』にゲストとして出演して様々な話題について話しました。
オースチンはビンス・マクマホンが通常2回目のチャンスを与えないことを指摘し、メインロスター復帰の前にマクマホンが何と言ったのかと尋ね、マッキンタイアは次のように語っています。
「リングに上がる前は何も言われなかったよ。ドルフとの最初のときはリング下にいて出てきたんだが、みんなに自分のことを知ってもらえていればいいなって感じだったね。そしてドルフの味方で登場してタイタス・オニールとアポロに攻撃したんだが、マッキンタイアのチャントが始まったんだ。みんなが俺のことを知っていてくれて良かったと思ったよ」
「ゴリラポジションのところに戻ってビンスとハグして、おかえりって言われたんだ。そして会話するようになったんだが、彼はほとんど今現在のことを話していた。過去のことを話したり、思い出話をするようになったのは後になってからだね。でもこの段階で彼を知る限り、後戻りをするのではなくこれから先に何が起こるかを考えていたんだ」
今年は新型コロナウイルスの影響が大きかったですが、マッキンタイアは猛威を振るい始めたとき仕事でイギリスにいたものの、急きょ離れることになったと語っています。
「RAW収録の後に飛行機に乗ってロンドン行き、メディアの仕事を終えていた。それからスコットランドに行く予定だった。そこではテレビ局のパートナーであるBT Sportのコマーシャルの撮影をしていた。そして家族に会いにグラスゴーへ行くつもりだった。サプライズパーティを開く予定だったんだ。彼らは全てを撮影するつもりだった。スコットランドで寝ていると、朝4時くらいに目が覚めて、携帯が鳴っていたんだ。今すぐお前を連れて帰ると言われたよ。どういう意味だ?CMの撮影中なんだぞ?って思ったね。でもすぐに出発しろって言われたんだ」
ロイヤルランブルで勝利したマッキンタイアはレッスルマニアでブロック・レスナーとの対戦が決定していました。
しかしレッスルマニアは無観客でパフォーマンスセンターでの開催となり、マッキンタイアは困惑したものの、レッスルマニアでレスナーに勝利することで困難な時期でも多くの人たちに喜びを与えることができると語っています。
「しばらくは観客がいないことに困惑していたが、メディアを見ているうちにこのCOVIDの状況がどれほど深刻なものか、どれほど人々に影響を与えたのかがわかってきたし、実際に命を亡くした人もいて、全てのスポーツが止まってしまった。俺は自分に『どうすることもできないんだ、一歩引いて考えろ』って言い聞かせた。期待していたこともわかっているが、これについては大人の考えを持つべきだ。自分がやっていることは最悪の状況から世界を救っているし、メインイベントに出るんだ。みんなはブロック・レスナーを倒してチャンピオンになるのが見たいって考えていたよ」
2020年をチャンピオンとして終えたマッキンタイアは、2021年に何を期待しているのかと尋ねられて、観客が再び戻って来ることが待ちきれないと語っています。
「ファンだね。観客がいたら本当に素晴らしかったし、多くの支えになってくれただろうし、素晴らしい瞬間が生まれただろう。でもCOVIDで最も困難な時期にみんなに非日常を提供できたことを誇りに思うよ。サンダードームでやってきたことを誇りに思うけど、やっぱり観客が戻ってきて、ツアーも行って、会場の中でファンを感じれるようになるのが待ちきれないんだ。それは俺がいつも言ってきたことだし真実だ。彼らがNo.1のスーパースターだよ」
マッキンタイアは今後の目標について聞かれ、イギリスでの大規模なペイパービュー開催を望んでいると明らかにしました。
「最大の目標は92年のサマースラムのような大きなペイパービューをイギリスで開催することだ。ビッグ4のうち1つでもやりたいね。イギリスでのロイヤルランブルも最高だ。イギリスのファンならそれに相応しいと思うよ。俺たちも待ち望んでいるし、完売するのは間違いない。もしそれが実現するなら、俺とタイソン・フューリーで何かしたって構わないと思っているし、素晴らしいものになるだろう。実現すると思っているし、実現するまで頑張るつもりだよ」