WWEが裏で行っているバーチャル観客への取り組み

前回のSmack Downから始まったバーチャル観客でしたが、今週のRAWではその中に白人至上主義団体「クー・クラックス・クラン」の白い恰好をした観客やなぜかクリス・ベノワが紛れていました。

翌日WWEは次のような声明を発表しています。

「この嫌悪するべき行いはWWEの価値観を示しておらず、私たちはこれらの許容できない行為については一切容認していません。これらに関わった人たちを今後のイベントへの参加を禁止するために取り組んでおり、ポリシーに従って不適切な行動はライブストリームから削除されます」

『sportskeeda』によると、今回の問題によってWWEのバックステージでは緊張と怒りを引き起こしたと伝えています。

バーチャル観客で問題を起こさないように、プロダクションチームと広報チームは全ての画面を常に監視しているため大きなプレッシャーにさらされているということです。

そしてこれまでは全ての画面に何が映っているのかを確認するように指示されていたものの現在では変更されており、なるべく高解像度のカメラを使った元気で声を出すファンを採用するようにして、それに当てはまらない人はできる限り早く追い出そうとしているようです。

ところが応募者がWWEの予想よりも少ないことから、バーチャル観客に相応しい人を見つけることに苦労している状況です。

ちなみにWWEは次回Smack Downに向けて登録者を募集しようとしています。

そのため何かあった場合に備えて、NXTの育成選手がすぐに画面に登場できるように待機しているものの、WWEは今後時間が経つにつれて登録者の増加を期待しているということです。

またバーチャル観客は画面上だけでなく音声でも問題が起こっており、プロダクションチームは観客の日常会話を隠すために別の音声を追加していることも指摘されています。

今までのところWWEは総じてサンダードームを成功としているものの、プロダクションチームはこういったプレッシャーによってバックステージではピリピリしている状況となっているようです。

 

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