RAWスーパースターのMVPは『Sports Illustrated』のインタビューで、ビンス・マクマホンとの仕事上の関係について語りました。
今年に入ってからWWEに復帰したMVPですが、かつてWWEに所属していたときからマクマホンとは一緒に仕事をしています。
MVPはマクマホンについて次のように語りました。
「それは興味深い質問だね。ビンスはやたらと注文が多いんだ。私はいつもビンスについて言っていることがあって、彼は厳しいけど私に対してはフェアだ。私が最初にWWEにいたとき、マット・ハーディとの抗争のセグメントをやっていたときのことを覚えている。ビンスは私たちを脇に引っ張り出して、とてもはっきりと、『このセグメントをやるときには君たちにも関わってもらいたいんだ』って言っていた。それまで自分の役割は選手だと思っていたから、関わることが許されるとは知らなかったよ。でも私にとってその扉を開けてくれたのはビンスだし、だからより現場主義になったんだ」
「WWEはプロレスのNFLだ。業界最大で最強のプラットフォームだからビンスから学ぶことができるし、そのスキルを他の場所でも活かすことで成長し続けることができた。今振り返ってみると、ビンスが何を望んでいるのかを理解しているよ。ビンスは完璧主義者で、十分良いくらいならビンスにとってはまだまだだ。彼の影響力は大きいよ。私は野心家で自分の出るセグメントには関わりたいと思っている。他の選手たちと同じ考えを持っているか確かめたいし、RAWの視聴体験を最高のものにしたいと思っているんだ。それはビンスから学んだことだよ」
またMVPはサマースラムでアポロ・クルーズとUSチャンピオンシップを戦う予定です。
MVPとクルーズはここ最近抗争を行っているものの、MVPはクルーズに対してスター選手に必要な要素を兼ね備えていると考えています。
「アポロ・クルーズは才能ある選手だ。彼とリングに立つたびに、彼の能力には感銘を受けているよ。彼とは何年も前にイギリスのインディで会って、それから彼の仕事が上達していくのを見てきたんだ。彼と話す機会があって、私の経験を彼に伝えることができているよ。アポロ・クルーズの将来が良いものになる最大の要因の一つは、彼はアドバイスに耳を傾けてくれるんだ。それは彼の素質だよ。アドバイスを求めるだけで、必ずしもそれを適応しようとしないヤツもいる。アポロ・クルーズがフィードバックを求めてくれば、彼は純粋にもっと良くなりたいと思っているんだ。そしてもし彼に何か指摘したとしても、それは一度だけで済む。なぜなら彼は次までに適応しているからね。アポロ・クルーズは次のビッグスター選手になるための全ての素質を持っているよ。いずれわかるが、私は彼を応援しているし、彼がそうなると信じている。この業界でスターになるために必要な傾聴力、謙虚さ、ハングリーさの3つの素質を彼が身につけていると実感したよ」