WWEチーフ・ブランド・オフィサーのステファニー・マクマホンは、『Top Of Her Game』のプレミアエピソードで父親でありWWEトップのビンス・マクマホンについて語りました。
現在ではWWEの重役を務めているステファニーですが、16歳のときにすでにビンスにWWEの仕事をしたいと伝えていたようです。
ステファニーは当時を振り返って次のように語りました。
「それはおもしろいことでしたね。私が16歳くらいのとき、彼は私を連れて散歩をしていました。すると彼は『お前は何を勉強したいと思っているんだ?何がしたいんだ?』って聞いてきたんです。だから私はプロレスの仕事に関わりたいと答えました。彼は弟がそうなると思っていて私については考えていなかったから、私を見てとてもショックを受けていましたね」
「そして私は『パパは私がクリエイティブ会議にただ座って話を聞いていただけだと思うの?』って言ったんです。彼はいつも週末は家で仕事をしていて、私も座って話を聞いていました。でも私は若かったから質問をすることはなく、ただそこにいただけでしたけどね。それに私は14歳のときから会社でインターンをしていました。高校生の時は受付の仕事をしていたし、高校卒業後もそうだったからいつも自分のやりたいことだって思っていました。それに彼が気づいていなかったのはとてもびっくりでしたけどね。私がそう言ったから、彼にとってはなるほどなって思った瞬間だったみたいです」
ステファニーは男性が多く働くWWEにおいても、父親のおかげで男性に怖気づくことは一度もなかったと語ります。
「キャリアの後半になって、彼は女性が有利であることについて私に話してくれました。特に私がいた部屋では、理由が何であれ常に男性が周りにいても非常に気楽でしたね。私がそういった世界で育ったからかもしれませんが、男性に怖気づくこともありませんでした。だから部屋中に男性しかいなくて女性は私だけだったことが何度もありましたが、特に私たちがテレビ収録をしていたときにその多くが変わりました。でもそれによって脅かされたことはなかったですね。その理由の一つとして、上司や父親としてだけでなく彼のサポートがあったからだと思います。彼は私を信じてくれていました。それに私は部屋の中で発言権がありましたし、それが私に自信を与えてくれました」
WWEではウィメンズ・レボリューションを進めていますが、この動きがWWEのビジネスにどのように影響したのかと聞かれたステファニーは、WWEがファンにより良く反映するようになったためこの動きは重要であると語っています。
「それが全てです。子供たちの母親であり女性である私個人としてもそれが全てですね。ビジネスの観点から見ると、より平等であればあるほどより多くの利益を得ることができます。私たちは視聴者に反映しなければなりません。視聴者の40%は女性であり、それは家族世帯です。ビジネスの観点から考えても、これが私たちのビジネスを成長させるのに役立っています。コンテンツの観点から見ると、ビジネスにおける様々な業務で言えることですが、それだけでなく表現においても重要であると思っています」