現在新日本プロレスで活躍しているタマ・トンガは、自身のポッドキャスト『Tama’s Island』で2016年にWWEと口頭で合意していたことを明らかにしました。
当時はAJスタイルズ、カール・アンダーソン、ルーク・ギャローズ、中邑真輔が新日本プロレスを退団しましたが、そのときにタマ・トンガもWWEに加入する可能性があったようです。
しかし新日本プロレスからブラザーであるタンガ・ロアを加入させると約束されたことで、留まることを決心したとタマ・トンガは語っています。
「レッスルキングダムに出場した後、1月から2月末まで戻っていたんだ。それが最後のツアーだったね。するとオーランドにあるパフォーマンスセンターでトリプルHとミーティングをしないかと連絡をもらったんだ。そして2月の最初の週にトリプルHとミーティングを行った。彼らは私を欲しがっていて、私も『いいね、わかったよ』って感じだった。それはジャイアント・バーナードのおかげだったと思っている。ジャイアント・バーナードことAトレインはそこでコーチをしているから、彼が私を招き入れてくれて私も同意したんだ。『OKだ、行くよ』ってね。今の場所を去ってWWEに加わることに口頭で合意したよ。だから新日本の最後のツアーまで新日本には伝えたくなかったし、最後のツアーのために戻ってきたときにはチャド(アンダーソン)、ギャローズ、(中邑)真輔と一緒にやっていたんだ」
「最後のツアーのために(日本へ)やって来たから事務所に行って、タイガー服部に電話して『これが最後のツアーになるんだ。このツアーが終わったら私は最後だ。』って言ったんだ。すると彼が『何だって?どういうことだ?』って言っていたよ。そして電話を切ると、10分後には新日本の社長から電話がかかってきて、『明日事務所に来てくれないか?』って言われたんだ。だから私も『わかったよ』って答えて事務所に向かった」
「でも彼らは私がすでにWWEと合意していたことを知らなかったから、オフィスに向かったら、彼らはいろいろな契約をオファーしてくれた。申し訳ないって感じだったけど、素晴らしい契約だったよ。でも私は『申し訳ない、ここを出ていくんだ。すでに彼らとは約束してしまっている』って伝えて事務所を出て、ツアーを続けたんだ」
「そして次の日に試合をしたんだけど、ファレが待っていたんだ。ファレは彼らに『彼のブラザーを連れてくれば彼は残ると思う』ってことを伝えてくれていた。試合のために会場に行ったときに服部から連絡があって、『君のブラザーを連れてくるから』って言われたんだ。『本当かい?』って感じだったよ。ブラザーを連れてきてタッグを組もうと2年前から思っていたんだけど、いつもダメだって言われていた。なぜなら彼の居場所がないからね。そして次の日に事務所に呼ばれて、ブラザーを連れてくる約束ともに私に契約条件を提示してきたんだ。だから私もいいよって返事をしたよ」
「だから今度はWWEに断りの連絡をしなければならず、最初に伝えたのはAトレインだったんだけど、『本当にすまないが、断れない契約をしてしまったんだ。申し訳ない』って伝えたんだ。Aトレインのことは大好きだから、それが彼を傷つけていることはわかったよ。彼とは一緒に仕事をしたかったし、以前にも一緒に働いたことがあって、そのとき彼は私の面倒を見てくれていた。電話を切って、採用担当の人に『すまない、機会を与えてくれてありがとう』ってメールを送ってそれで終わりだ。話はそれで終わりで、ここから私とブラザーが始まったってわけさ」