今週水曜日の午前中(アメリカ東部時間)、WWEの会長兼CEOであるビンス・マクマホンは動画を全ての従業員に送信し、今後大規模なコストカットを行うことを明らかにしました。
この動画は2分ほどだったようですが、マクマホンは最大限のコストカットをした上でも、従業員に対してレイオフをしなければならないことを伝えています。
『Fightful』は、このマクマホンが語ったとされる動画の文言を公開しました。それによるいと、マクマホンはWWEの従業員に向けて以下のように語ったようです。
「今日はみなさんにご参加いただきありがとうございます。何よりもまず、みなさんとご家族の安全を願っています。今起こっていることは前例のないことであり、誰にとっても困難な時期であることは間違いない。コロナウイルスによる悪影響とそれによる経済不況を考えると、WWEも多くの企業と同様に経費を削減しなければならない。すぐに役員報酬を削減し、タレント経費も減らしていき、人材派遣とコンサルティング費用も減らし、新本社の建設を少なくとも半年間遅らせることでキャッシュフローを改善する」
「これら全ての対策を行ったとしても、現在直面している不確実性の状況を考えると、残念ながら一時的に人員削減をしなければならない。そのため今日、多くのWWE従業員は会社から一時解雇(レイオフ)されることになった。私の発言が終わってから従業員にはそれぞれの状況の詳細を説明したものを受け取ることになる」
「具体的には一時解雇の影響を受けた従業員には、人事部から次のステップに向けた具体的な情報が記載されたメールが送られる。これらは簡単な決定ではなかったが、私たちが今日働いている環境の厳しさを反映しているんだ。私たちは困難な時代を生きている。私は従業員一人一人がこの困難な時代を乗り越えて、再び仕事に復帰してこれまで以上に人生を良いものにしてくれると確信している。どうもありがとう」
そして実際にこの動画が公開された後、すぐにタレント経費を削減するために多くの選手やプロデューサーたちが契約解除されることになりました。
WWEにとっては新型コロナウイルスの影響が続く限り、厳しい状況は変わらないのかもしれません。