セス・ロリンズは最近『Sports Illustrated』のインタビューで様々な話題について語りました。以下はそのハイライトです。
ここ数週間RAWはパフォーマンスセンターで無観客で行われましたが、パフォーマンスはどうでしたか?
「奇妙だったね。8人の前でプロレスをしていた頃に戻った感じだよ。以前そういったことがあったんだ。1万人がいるRAWに慣れていたからね。雰囲気が全然違う。全てが重苦しい感じだ。私たちはみんな乗り切りたいと思っているけど、みんなで一緒に何とかしようとしているんだ。当初プロレスに関するツイートやインスタグラムをわざとやっていなかったのは、それが正しいとは思えなかったからだ。その後RAWに出演してストーリーを進めたときに安堵感があった。プロレスの話をするのが怖かったんだが、その時が来てもまだプロレスを続けることができたことは、とても幸運であり感謝している。この混沌とした状況の中で、テレビを通じてアメリカ中の人たちとわずかな時間を共有することができたのは、非常に安心感を得られた経験だったね」
無観客のアリーナでストーリーを進めることと試合をするのとではどちらが難しいですか?
「私はストーリーを進めることの方が難しいと思う。なぜなら観客の反応を利用することができないからだ。観客の前で話をしているときは、本当に誰かと会話しているような感覚になるんだ。彼らも話の一部であるように感じるよ。それができないとプレッシャーがかかる。何度もやり直すことができないからね。RAWは生放送だからワンテイクで行うモノローグだ。編集することはないから映画とは違うんだ」
「一方で試合は流動的で、リングの中で動き回っている。できることや変えられることはたくさんあるんだ。でも話すのは緊張するよ。全てが聞こえてくる。音をかき消すような観客はいない。カメラマンの音も聞こえるし、裏でみんながささやいている声も聞こえてくる。ある意味では本当に不気味な感じだよ」
WWEは生放送を続けるべきだったかという話がたくさん出ています。あなたの意見はどうですか?
「わからないよ。私は医療の専門家ではないからね。空港はまだ開いている。閉鎖すべきなのかはわからない。多くの人がそうだと思うよ。今はできるだけ衛生的に良い状態を保ち、他人との距離を置くようにしている。今のところは調子が良いよ。これが続くことを願っている。多くの被害にあった人たちを知っているよ。感染力は非常に強くて危険だ。正しいのは何なのか分かっていればいいんだけどね。レッスルマニアの後には振り返ってこれからどうするのかを確認したいと思う。今はまだ自分を必要としてくれる仕事があることに感謝しているよ。多くのアメリカ人は将来が不透明だ。だからもしエンターテインメントを提供することで彼らの助けになるならば、私たちは正しいことをしているような気がするよ」
アイオワ州でコーヒーショップのオーナーをしていますね。現在はどうなっていますか?
「私にとってそれが一番大きなハードルだよ。こういったスモールビジネスは本当に厳しいし、私のコーヒーショップもスモールビジネスだ。この不透明な時期にスタッフの給料を確保するために、できる限りの対策を講じているよ。スタッフは満額の給料を受け取っているし、お店も営業しているがテイクアウトのみだ。可能な限り通常通りの営業を心がけているが、最も大事なことはスタッフが家族を養えるように給料が支払われているかどうかを確認することだ。かなり厳しい状況だが、私たちはまだ営業を続けて地域のためにコーヒーを作り続けているよ」