WWEスーパースターのアレクサ・ブリスによると、女性プロレスラーはこれまで良かった時期がありませんでした。
何十年もの間、女性たちはスポーツエンターテイメントの世界で、男性の後塵を拝しており、ランジェリーマッチ、泥レスリング、キャットファイトなどのギミックの試合を頻繁に行ってきました。
しかし過去2年間は、女性選手はWWEから大きなプッシュを受けて、サーシャ・バンクスとシャーロット・フレアは2016年10月のPPV大会でメインイベントを務めました。
またメディアでも最近は女性の表現が大きな進歩を遂げています。映画『ワンダーウーマン』は記録的なヒットとなり、UFCでは女性選手のロンダ・ラウジーが活躍しています。
ブリスは、それに対して彼女自身や他の選手と共鳴していると語っています。
「私たちは今やスーパースターであり、もはやディーバスではありません。私たちは今、毎週がんばることで、“ウーマンズ・レボリューション”を進めています。WWE女子ディビジョンでは、どんなに素晴らしい選手たちがいるのかをいつも証明しているのです」
アレクサ・ブリスのキャラクターは、女性コミック映画のキャラクターである『スーサイド・スクワッド』のハーレークインから影響を受けています。
「私は彼女がとてもカッコ良く挑発的なキャラクターだと思いました。そしてすぐにハーレークインの一部をアレクサ・ブリスに組み込む必要があると思ったのです」とブリスは語っています。
彼女は今年の9月13日にニュージーランドで開催されるWWEライブイベントに、スーパースターの一員として出場する予定です。
ちょうど3年前は、WWEで海外ツアーに参加するという考えは、ブリスにとって夢のようでした。
彼女は素晴らしいアマチュアボディビルのキャリアを持っており、レスリング経験がない新人としてWWEの育成契約を結びました。
ブリスはWWEの育成ブランドであるNXTと、パフォーマンスセンターで受けたレスリング教育を称賛しています。
「パフォーマンスセンターは、WWEで活躍するためには最高の場所です。以前はトレーニングを受けたことがなかったし、戦ったこともなかった。NXTにいる全ての素晴らしい指導者と一緒に過ごしたことは、とても驚くべきことでした」
「WWEに長年携わってきた全てのコーチの豊富な知識は、信じられないほどであり、今やNXTはWWEの第3ブランドに成長しています」
ブリスは12月、NXTから昇格後わずか4ヶ月で、Smack Down Live女子チャンピオンシップを獲得しました。さらに4月にはRAWのタイトルも獲得しています。
彼女はメインロスターの中で、最高のトラッシュトーキング(挑発的な言葉)をする選手の一人として広く称賛されていますが、それはメインロスターに昇格する前に学んだことから来ていると主張しています。
「私が育成の頃は、不安を抱いてパニックになり、マイクパフォーマンスはひどいものでした。しかし私たちは毎週授業を受けていたので、自信を持って観客の前で話す方法を学びました。たとえ500人、5,000人、50,000人であってもです」
「私たちの育成コーチはWWEのレジェンドで、ダスティ・ローデスでした。彼は新しいことを試して、私たちがぬるま湯から抜け出すことについて話しました。彼は私にとって大きな影響を与えたのです」
最後にブリスは、8月28日から始まるメイ・ヤング・クラシックについて語りました。ここでは世界各地から集まった30人の女性レスラーが、トーナメント方式で戦います。
「私はこの大会に関して短距離走ではなく、マラソンだと言いたいですね。日々物事に対して真剣になり、プロセスを受け入れなければなりません」
(newshub)